日本地域創生学会設立にあたって ご挨拶
日本の地域の現状は、人口減少や高齢化の進展など、愛着心を持ち住み暮らす人々のモチベーションが低下 し、年々、まちの底力も弱体化しています。今、その状態からすぐに脱却することは容易ではないといえます。大切なのは、自分たちの力でできる「まち育て」「ひと育て」の構想とその実現です。
そこで、今、地域創生に関する研究と理論、具体的な事業構想とその実現は喫緊の課題となっています。また、地域リーダー・プロデューサー人財の養成や定着は、地域創生には欠かせないことです。日本の地域創生は、まず、五感(感動)分析から特性を掘り起こし、地場の基幹産業とつなぎ、よく研くことです。このような状況のなか、本年8月26日、日本地域創生学会は、将来の希望と活力を創発するために、全体最適、「五感六育」思考で地域創生の創造を目指し、学術的研究や政策提言、実践をするとともに、地域の未来を担うキーパーソン人財の養成とネットワーク構築することを目的として設立しました。日本の繁栄は、地域創生から始まります。地域には産業・歴史・文化があります。地域には真心、恕(じょ)と志があります。
地域が輝きを取り戻すには、まず、私たち自身が知り気づき行動し、知識を知恵として、お互いに輝くことです。情熱を持ち、「できない」を「できる!」に変え、構想実現するひとを孤立させないことです。この輝きをより一層研く機会(場)が日本地域創生学会です。そのために、産学官金公民の様々なひとが結びつくことが肝心です。地域と地域、ひととひとが、広聴・傾聴・対話、交流することが大切です。様々な国と国とが理解し合い連携することが重要です。今後は、次年度の大会(2018年8月25日)に向けて、早期の法人化、地域創生projectの事業構想と実現、人財養成と定着、地域創生に関する資格制度等の確立などを目指してまいります。
ぜひ、日本地域創生学会にご入会いただき、真心、恕(じょ)と志を持ち、ともに、日本の地域創生の実現を目指して、新たな友情と希望の文化を創造、実現し、国内外へ創発いたしましょう。
- 2017年8月26日
- 日本地域創生学会会長 木村 俊昭(東京農業大学教授・内閣官房シティマネージャー)
日本地域創生学会の目的とは
日本地域創生学会は、日本の各地域の特性を充分に活かし、各地域に将来の夢・希望と活力をもたらすため、「五感六育」事業の構想・実践など、地域創生に関する学術的研究や具体的な提言をするともに、地域を担う人財の養成・定着を主な目的とする。日本の繁栄は、地域創生から始まる。再び、地域が輝きを取り戻し、人々が活気に溢れるためには、広聴・傾聴・対話、実学・現場重視の視点、全体最適思考から指標(ものさし)に基づくストーリー性が重要となる。情報共有、役割分担、出番創出により、地域社会の協働による「まち育て」「ひと育て」の実現を目指すものである。
設立:2017年8月26日
会長:木村 俊昭(北海道文教大学特別学長補佐・教授・経営学博士)
事務局:日本地域創生学会
所在地:北海道恵庭市黄金中央5丁目196-1 北海道文教大学本館9階121研究室
E-mail:chiiki@jsle.jp
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2024年度日本地域創生学会 決議文
―地域創生・SDGsの推進、地域人財の養成、「五感六育®+α」思考―
我が国の各地域では、人口減少、少子高齢化や過疎化が急速に進んでいる。今、地域リーダー人財の養成と定着が求められている。
日々、実学・現場重視の視点による、「五感六育R+α」の全体最適な「立体的ストーリー政策」の策定と実践を通じての養成が重要といえよう。
地域に住み暮らす一人ひとりが、自己分析・自己理解から、他者理解・相互理解し、チームワークやコミュニケーションを重視し、自ら考え、「協働」「共創」することが肝要となる。常に情報共有、明確な出番のある役割分担が重要であり、特に、タイミング・スピード・パワー・バランス、そして「ひと」ネットワークの構築を心がけ、協働・共創による「ひと育て」「まち育て」の実現を目指し、「ないものねだり」から「あるもの探し」をすることが重要である。
「地域創生・SDGs」の各分野をどこまで明らかにし、どこからを次世代へ引き継ぎ、進化を目指すのか。日々検証しつつ、実践行動し、共に研く必要がある。
できない理由を探すのではなく、「できない」を「できる!」に変える、自分たちのチカラでできる、『自走』する地域を創発することをサポートするのが日本地域創生学会の目的である。
地域は「五感(感動・四季)分析」から、あるもの探し、「基幹産業分析(付加価値額ランキング)」、そして、地場産業振興に深く関連する「六育(食育・木育・遊育・知育・健育・職育)」のバランスがとれた立体的ストーリー政策の実践が要である。
今、熱意と情熱ある「ひと」がここに集い、「こと」「もの」など、英知を集結し、課題を適正な「順番」や「視点」から整理し、「仮説」を立て、情報収集・政策立案し、「全体調整」のうえ、政策を決定する。そのプロセスを重視し、着実に実現することである。
2022年3月4日、日本地域創生学会内に「地域創生実践総合研究所」を立ち上げ、都市部・過疎地域・離島・被災地等の地域人財養成など、地域課題に実学教員と企業団体等のチーム編成で協力・応援を継続している。
私たちは、国内外の会員の英知を集結し、「五感六育®+α」の全体最適な「立体的ストーリー政策」の策定と実践による先駆的なモデル化と、その拡大を目指すものである!
2024年8月24日 日本地域創生学会
日本地域創生学会 設立決議文
日本の地域の現状は、人口減少や高齢化が進み、モチベーションが低下し、年々、弱体化している。今、その状態から脱却することは容易ではない。
地域創生に関する研究と理論、具体的な事業構想とその実現は喫緊の課題である。また、地域人財の養成や定着は、地域創生には欠かせない。日本の地域は五感(感動)分析から特性を掘り起こし、よく研くことである。将来の希望と活力を創発するために、「五感六育」思考で地域創生の創造を目指し、学術的研究や政策提言をするとともに、地域の未来を担うリーダー・プロデューサー人財を養成することを目的とし、ここに日本地域創生学会を設立する。
日本の繁栄は、地域創生から始まる。地域には歴史がある。地域には文化がある。地域には真心、恕(じょ)と志がある。私たちは、かけがいのない地域を守り、発展させるため、共感・共創の世界観を持ち、知と愛と情熱を惜しみなく注ぐことをここに誓う。
地域が輝きを取り戻すには、まず、私たち自身が知り気づき行動し、輝かなければならない。私たちの輝きを研く場が日本地域創生学会である。そのためには様々なひとが結びつくことである。地域と地域が交流することである。様々な国と国とが理解し合い連携することである。このネットワークと一体感が地域創生の土台を形成するものである。
私たちは、地域創生のための新たな友情と希望の文化を創造し、創発することをここに宣言する。
2017年8月26日 日本地域創生学会